脳。水槽。肉体。

marriage

予定がなくなるのは嬉しい。

いつからか、おれの人生は、おれの望みとは無関係な予定で埋め尽くされるようになった。

 

おれの悪癖。

いつか王子様が現れて、おれをこの生活から救い出してくれるという夢想。

中学生くらいから始まったこの夢想は、今もなおおれの中にあって、折に触れ、ふっと立ち現れては、おれの正常な(笑)現実感覚を麻痺させる。

 

 

恥ずかしげもなくこんなことを言って、誰かに慰めてもらおうと考えること自体が悪癖だ。